片側でしか咬めないと・・・

新着情報

奥歯を抜いたままにしていませんか??片方で咬めたら大丈夫なんて思っていませんか??

当院の治療及びメインテナンスの方針は

 ①治療においては、患者様が安心して健康的な日常生活を送れるよう、重症化の原因を排除し、左右の奥歯で咬みやすく、また清掃しやすい口腔環境の提供を目指しております。

②メインテナンスでは、この状態を持続させ、再治療が発生しにくい環境を整えることをサポートいたします。

です。なぜ左右の奥歯で咬める事が大事と考えているかを知って頂くために、当院で治療した実例を見てみましょう。

下の前歯の激痛で来院されました

患者さんは、この突然襲った激痛により夜も寝れない、仕事も手につかない状態でした。もちろん食事もろくに摂れない状態でした。こんなことが突然起こったら、、、かなり困りますよね?

なぜこんな事が起きたのでしょうか?

右の奥歯がありませんでした

左右のどちらか片方だけで食事をしていると、この患者さんの様に残った歯がすり減る人と、グラグラと揺れてくる人がいます。

両側の奥歯だけではなく、骨も失いました

左右ともに奥歯がなくなり、

歯だけではなく、骨も大きく失いました。

残っている歯も大きく摩耗して痛みが出たり、周りの骨がなくなってグラグラ揺れていました。

このままでは前歯を失い、一気に総入れ歯になるのも時間の問題です。

こういった患者さんの場合、小さな入れ歯から徐々に大きな入れ歯になる方とは違い、一気に食べられる食事が乏しくなります。言葉の発音にも影響を及ぼします。

左下唯一の臼歯である左下第一小臼歯は、大きく揺れていました

しっかりと状況をご説明し、ご相談した結果、この患者さんは、歯周組織再生療法、骨造成、インプラント治療を含む、総合治療を行う事を希望されました。

割れて感染した歯を抜いた、左下第二小臼歯部の骨造成

手前の左下第一小臼歯が保存できるかどうかギリギリの状態だったので、インプラントを入れる前に歯周組織再生療法と骨造成を行いました。

結果として治療が奏功し、第一小臼歯の保存が可能になり、インプラントを入れる骨を作ることもできました。

割れて感染した歯を抜いた、左下第一大臼歯部の骨造成

インプラント埋入時に露出していたインプラント表面も、骨造成により新しくできた骨で覆われました。

左右でしっかりと咬める様になりました

この患者さんは結果的に、折れた歯以外に1本も歯を抜かずに済みました。

ですが、あと少し遅ければ、、、総合治療に踏み切れなければ、、、インプラント治療や歯周組織再生療法、骨造成が選択できなければ、、、前歯も奥歯も失い、食べられる毎日の食事の内容も大きく変わってしまっていたかもしれません。食事を楽しめなくなる事は生活の質を大きく損なう事につながります。

伝えたかったのは、こういった治療が「当院ではできます」という事ではありません。

こういった治療はどこでも誰でも安易に受けられる様な楽な治療、では無いと思いませんか??

この患者さんがこんな事になった発端は右奥の歯を抜いたままにしておいた事なのです。

奥歯を抜いたらすぐに歯を入れる重要性を感じて頂けたでしょうか??

簡単で受け入れやすい治療ができる早期に、きちんとした治療を受け、安心して毎日を健やかに過ごして頂きたい。これがこの治療例を通じて私が伝えたかった事です。

本当に、、、大きな治療になる状態で来院される方が多いのです・・・もっと早く受診して頂いていれば!!と毎回思います。

奥歯の無い方、少しでも早いうちに当院にいらしてください。

院長 南部 洋郎(なんぶ ひろお) 

大阪大学 歯学部卒

(公社)日本口腔インプラント学会認定 口腔インプラント専門医

所属歯科医師数が日本で最大の歯科医学会の正式な専門資格です。インプラントを扱う歯科医師は多いですが、この資格を持つ歯科医師は全国の歯科医師総数の2%未満です。知識や技術はもちろん、数々の条件、試験の中で、他の専門医から見て、他の歯科治療全般を含め、妥当なインプラント治療ができているかどうかを実際の治療例で試されます。

詳しくはこちら→https://min-implant.jp/doctor/#pref25

南部(なんぶ)歯科医院

地下鉄烏丸線「北山」駅下車東へ徒歩5分。

無料駐車場5台完備。

075-202-4028

ご予約→http://www.nambu-dental-clinic.jp/contact/

 

新着情報