歯周病の治療;再生療法(自費治療)で健康を取り戻しましょう!
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この患者さんはとてもお忙しい方でした。
なかなか歯医者に行けず、中等度から重度の歯周病でした。
最初の頃は腫れては膿を出しの連続でした。
治療は1年以上かかり、費用も自費治療を含んでいたのでかかりましたが、
幸い1本も自分の歯を抜く事無く治療を終了し、
現在はどこも腫れる事無くメインテナンスに通っておられます。
2025年時点で治療後7年経過していますが、安定しており、1本も歯を抜かずに治療後の状態を維持しておられます。
レントゲンに写る程大きな歯石がついていました。(このままでは抜歯でした。)

歯石はもともと、お口の中の細菌です。
これが歯垢になり、歯石になりますが、レントゲンで写る大きさになるまでには何年もかかります。
この患者さんの右上奥歯のレントゲンを診ると、歯周ポケット(歯と歯茎の間の溝)が深い所(7番の歯)には大きな塊の歯石(図の赤→の先)がついており、歯を支える骨も根の先近くまで無くなっていました。(赤の点線)
とても深いところに歯石がたまっていた為、治療では歯肉を切開し、この歯石を綺麗に取り除く事が必要でした。(Afterのレントゲンでは塊の歯石がきれいに無くなっています。奥歯の歯石除去や外科処置は難易度が高く、歯科医師、衛生士を含めた医院の総合力が必要な治療です。その為、どこの医院でも行なっている治療ではありません。)さらに、この患者さんはエムドゲインを用いた再生療法(自費;税抜7万円/本〜)を希望されました。
結果として、歯を支える骨(歯周組織)も再生し、歯を残せただけではなく、歯周ポケットも浅くなり、細菌を寄せつけにくい、磨きやすい状態を手に入れる事ができました。これは経過観察や定期検診のみでは得られない状態です。(上のレントゲンがBefore、下のレントゲンがAfter)
他の部位も健康を取り戻しました。

レントゲン写真は同じ患者さんの右下の奥歯です。
ここでも治療がうまく奏効し、健康を取り戻す事ができました。
一般的に、歯周病で悪くなった歯を残す治療には期間と患者さんの協力、費用がかかります。
ただ、歯科医院の力量や方針によっては抜歯になったり、対症療法ですっきりしない状態と付き合いながら末期に至るのを待つだけになる事も多い様に思います。
歯周病は歯の3大喪失原因の1つですが、治療内容は医院により大きく異なります。当院では専門性を持ってインプラント治療を行なっている関係上、歯周病治療にも力を入れております。
もちろん、こういった治療は全ての患者さんに適用できる治療ではありません。当院ではセカンドオピニオンで来院される方も多いのですが、この治療が適用できる方は多くはありません。(前医で末期になってから不安に思い、来院される方が多い為)
当院では手遅れにならない様に、お口の中の状態の説明や予測、治療の説明に力を入れています。状況によってはこのレントゲン写真の患者さんの様に改善する事も可能です。
この様に、原因にしっかり対処する根本治療に力を入れており、早期の受診により、きちんとした歯周病治療、メインテナンスを提供する事(本当の意味での予防)が可能です。気になる方はできるだけ早めにいらしてください。
院長 南部 洋郎(なんぶ ひろお)
大阪大学 歯学部卒
(公社)日本口腔インプラント学会認定 口腔インプラント専門医
(所属歯科医師数が日本で最大の歯科医学会の正式な専門資格です。インプラントを扱う歯科医師は多いですが、この資格を持つ歯科医師は全国の歯科医師総数の2%未満です。知識や技術はもちろん、数々の条件、試験の中で、他の専門医から見て、他の歯科治療全般を含め、妥当なインプラント治療ができているかどうかを実際の治療例で試されます。)
南部(なんぶ)歯科医院
地下鉄烏丸線「北山」駅下車東へ徒歩5分。
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