前歯が折れた!部分矯正治療(自費治療)で抜歯を回避。

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「右上の前歯がぐらついている!」

この患者さんは、お子さんの頭が歯に当たり、右上の中切歯(矢印)の根が折れてぐらついていました。(図1)

折れた歯は神経の無い歯(他院での治療)で脆くなっていました。の点線の位置で割れており、の両矢印分、麻酔をしてぐらついている部分を除去すると(図2)、歯肉の縁よりも深い部分まで歯が折れていました。

※神経の無い歯や差し歯はこういった破折で抜歯となる事が多い歯です。気をつけて下さい。

そのままでは抜歯するしかありませんでした。

そのままでは残った根っこに被せ物を入れる事は不可能であり、仮に入れる事が運良くできたとしても、歯肉の縁よりかなり深い位置に被せ物の継ぎ目ができる為、そこに歯ブラシを当ててメインテナンスすることは到底不可能でした。

そこで、装置を入れ、歯根を部分矯正治療で矢印の方向に牽引し、の点線部分にある割れ目の歯質(新しい被せ物の継ぎ目となる歯質)を被せ物が入っても、歯ブラシをご自身で当ててメインテナンス可能な位置まで移動させる事ができました。

自分の歯でもう一度笑うことができました!

結果として、ご自身の歯を保存する事ができ、セラミッククラウンを用いる事で治療前よりも審美的に仕上げる事ができました。

折れた位置や歯の長さ、歯の周囲状態等によっては抜歯してインプラントやブリッジ治療を行う場合もありますが、歯が折れてしまっても、この様に条件が整い、時間(数ヶ月)と費用(自費治療)とをかける事ができれば、ご自身の歯を保存できる可能性があります。

同じ様なお悩みをお持ちの方はぜひいらしてください。

※必ず適用できる治療法ではありません。抜歯をしてインプラント治療をされる方もいらっしゃいます。

参考;インプラント治療の場合はこちらhttps://www.nambu-dental-clinic.jp/news/implant/199/

院長 南部 洋郎(なんぶ ひろお) 

大阪大学 歯学部卒

(公社)日本口腔インプラント学会認定 口腔インプラント専門医

所属歯科医師数が日本で最大の歯科医学会の正式な専門資格です。インプラントを扱う歯科医師は多いですが、この資格を持つ歯科医師は全国の歯科医師総数の2%未満です。知識や技術はもちろん、数々の条件、試験の中で、他の専門医から見て、他の歯科治療全般を含め、妥当なインプラント治療ができているかどうかを実際の治療例で試されます。

詳しくはこちら→https://min-implant.jp/doctor/#pref25

南部(なんぶ)歯科医院

地下鉄烏丸線「北山」駅下車東へ徒歩5分。

無料駐車場5台完備。

075-202-4028

ご予約→https://www.nambu-dental-clinic.jp/contact/

 

参考;部分矯正治療15万円(税抜き)〜、セラミッククラウン12万円(税抜き)〜

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