サイナスリフト法とは?;上の奥歯で大幅に骨の高さが不足している場合の治療

インプラント

上の奥歯にインプラントを入れる場合

上顎の奥歯のインプラント治療では、上顎洞という空洞(鼻の側方から奥に広がっている大きな穴(副鼻腔))が元々あった奥歯の根の先近くにある事が多い為、インプラントを入れるのに十分な骨の高さが無い事が多いです。 特に大幅に骨の高さが足りないときは、この例の様にサイナスリフトという術式で骨を増やし。インプラント治療を行うことが当院では可能です。

副鼻腔炎などの耳鼻咽喉科領域の病気がある方はこの術式を適用できない為、特に症状がない方であっても、当院ではきちんと精査した上で必要に応じ、耳鼻咽喉科専門医を紹介して加療あるいは意見をうかがいます。その上で適否を判断しております。

年数が経つと

BeforeとAfter(3年後)のレントゲン写真との比較です。After(3年後)では骨を増やした部分と元からあった骨との境が分からなくなるほど骨が成熟しています。このレントゲン写真からBeforeのレントゲン写真の状態を想像できるでしょうか?Beforeのレントゲン写真では黒かった部分(インプラントを入れる両隣の奥歯の根の先より上の黒い上顎洞の部分)が、白くなっています。これはインプラントを支える部分に造骨され、その新しくできた骨の固さが増してきている事を示します。

CTによる断面

インプラント埋入部位のBeforeとAfter(3年後)の断面です。(CT像)ここでもBeforeではインプラントの根の先が入る部分は黒い(骨が無く空洞である)のに対し、After(3年後)では白くなっています。これは、インプラントの周りにしっかりと骨ができ、咬む力を支えることができていることを示します。

術後に鼻出血を生じる可能性があったり、ソケットリフト法よりも腫れが出やすい処置ですが、当院では麻酔専門医による静脈内鎮静法を併用したり、腫れを抑える点滴を用いる事で極力患者さんの負担を軽くする工夫をしております。

参考;ソケットリフト法についてはこちら https://www.nambu-dental-clinic.jp/news/implant/256/

院長 南部 洋郎(なんぶ ひろお) 

大阪大学 歯学部卒

(公社)日本口腔インプラント学会認定 口腔インプラント専門医

所属歯科医師数が日本で最大の歯科医学会の正式な専門資格です。インプラントを扱う歯科医師は多いですが、この資格を持つ歯科医師は全国の歯科医師総数の2%未満です。知識や技術はもちろん、数々の条件、試験の中で、他の専門医から見て、他の歯科治療全般を含め、妥当なインプラント治療ができているかどうかを実際の治療例で試されます。

詳しくはこちら→https://min-implant.jp/doctor/#pref25

南部(なんぶ)歯科医院

地下鉄烏丸線「北山」駅下車東へ徒歩5分。

無料駐車場5台完備。

075-202-4028

ご予約→https://www.nambu-dental-clinic.jp/contact/

 

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